双書23 大数学者の数学 ジーゲル 2 /2次形式論の発展と現代数学
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上野健爾 著 四六判/192頁
本書ではジーゲルの2 次形式論だけでなく,そこに源を持つその後の数学の進展について,ジーゲルの天体力学,ジーゲル上半空間とモジューラー形式の理論,ゼータ関数,超越数論とディオファントス幾何学についてのジーゲルに貢献について簡単に触れることにする.
ミンコフスキーの再来と言われたジーゲルの数学の真骨頂は精緻を極める古典解析学の駆使である.ジーゲルの数学を源にして新たに進展していった数学は多く,ジーゲルは紛れもなく現代数学の礎を築いた数学者の一人である.そのことは本書を読んで頂ければ実感して頂けると確信する. (本書「はじめに」より一部抜粋)
【内容】 ジーゲルの2 次形式論/天体力学/ジーゲル上半空間とジーゲル・モジュラー形式/ゼータ関数/超越数論とディオファントス幾何学/ジーゲルの著書