直観による大学教養数学 —微分積分と線形代数—
¥3,850 (税込)
河田直樹 著A5判/382頁
本書は,理工系大学教養課程の「微分積分」と「線形代数」のオーソドックスな必須テーマをコンパクトにまとめたものである.
大学教養課程数学を学ぶにあたって大切なことは ① 直観力を重視して,まずは大局的にその内容を把握する ② 典型的な例題を頭にたたき込み,その解法パターンを理解する ③ 演習問題になるべく多く触れ,鉛筆をもって自分で具体的に計算するという3 点である.「大学教養数学」は完成された堅固な理論体系であり,その道は比較的平坦でオーソドックスだ.‘数学の言葉’ を正確に読み解くことを心掛けさえすれば,大学教養課程の「微分積分と線形代数」は自分のものにすることができ,さまざまな仕事の現場で使うことができるようになるはずである.本書を通して,「健康でまっとうな数学」を概観していただきたい.
(内容)1変数関数の微分法/1変数関数の積分法/多変数関数の微分法(偏微分)/多変数関数の積分法(重積分) /微分方程式/行列と行列式/ベクトル空間と線形写像/演習と補充問題の略解